こんにちは、Tatsuです。
私は少しでも早く好きな曲を弾けるようになりたくて、
楽器屋さんのピアノ楽譜売り場にある、
J-POPの楽譜を購入してみました。
早速、家に持ち帰って楽譜を開いてみると、
無数の音符がズラーッと並んでいて、
「こんなに沢山の音符を覚えるなんて大変だ!」
ということに気が付きました。
何とか簡単に演奏する方法はないだろうか、
と考えてもう一度楽譜を見ていると、
所々にアルファベットの記号が書いてあります。
この記号を調べてみると『コード』と呼ばれるものであり、
ギターやバンドの演奏によく使用されるようです。
実は、この『コード』にこそ、
ピアノ初心者の私でも簡単に曲が弾けるようになる秘密がありました。
『コード』とは何か?
まずは、この『コード』とは何かをご説明します。
コードが表しているものは、
「どの音を使って曲を演奏するのか」
という演奏のルールです。
例えば、「C(シー)」というコードがあります。
このCという記号は英語のアルファベットのCのことではなく、
皆さんのよく知っている、
ドレミファソラシドの「ド」の音を表しています。
そして、このCの記号が楽譜に書いている時は、
「ドの音を基準にして使用する音を決めましょう」
というルールを示しているのです。
つまり、
「コードが書いてある」=「演奏で使う音が決まっているよ!」
ということになります。
コード毎に使用する音
では、コードが楽譜に書かれている場合、
どのように考えれば良いのかをご説明します。
一つ前の説明で、Cコードはドの音を表していて、
「ドの音を基準にして使用する音を決める」
と、お伝えしましたね。
これは、皆さんがよく知っている、
「ドレミファソラシド」=「音階」の音を決めるということになります。
「音階を決めるってどういうこと?」
と感じた方もいらっしゃると思いますが、
実は、「音階」はコードによって変化するのです。
例えばCコードの場合、
ドの音を「ベース音」という土台の音にするルールがあります。
ベース音になるドの音からは次の音までの距離が決まっていて、
ドレミファソラシドという「音階」を決める事ができるのです。
これが「D」というコードの場合は「レ」の音を表す記号となり、
ベース音がレの音になるので、
「レミファ♯ソラシド♯レ」と音階が変化します。
コード=『和音』と覚える!
しかし、コードごとに変わる音階すべてをそれぞれ覚えるのは大変です。
私は「簡単に曲が弾けること」が最優先ですので、
もっと少ない音の数でコードを表現できないか調べました。
調べた結果分かったのは、
コードを表現するために3つの音を覚えれば良い、ということです。
Cコードの場合、「ドレミファソラシド」の音階になるとご説明しましたが、
その中でも、1つ目の「ド」、3つ目の「ミ」、5つ目の「ソ」の音があれば、
綺麗な響きを表現できます。
これは「和音」と呼ばれる組み合わせで、
この「ド」「ミ」「ソ」の距離感で同時に音を鳴らすと、
心地よい音に感じることが音楽のルールとして分かっています。
Dコードの場合であれば「レミファ♯ソラシド♯レ」の音階なので、
1つ目、3つ目、5つ目の音、「レ」「ファ♯」「ラ」の音が、
Dコードの「和音」となります。
ご説明した以外のコードも全てこのルールが適用できるので、
あらかじめコードごとの「和音」となる音を調べておくと便利です。
まとめ
- 「コードが書いてある」=「演奏で使う音が決まっているよ!」
- 「音階」はコードによって変化する
- コードごとの「和音」となる音を調べておく
今回ご説明したコードは、お店で手に入る楽譜には大抵記載されており、
ピアノ用のコード譜というのも存在しています。
(なお、クラシック曲は異なる考え方なので記載がないと思います。)
また、コードの仕組みが理解できれば、
ギター用のコード譜でも代用できるので大変便利です。
是非この機会にコードを勉強してみてはいかがでしょうか。
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