こんにちは、Tatsuです。
前回は、
「コードの音を覚えただけでは、単純な演奏しかできない」
ということに気付き、
演奏したい曲の雰囲気に近づけるため、
「テンポ」と「リズム」を決める必要がある、
とご説明しましたね。
「コード」「テンポ」「リズム」、
この3つのポイントを覚えることで、
演奏の自由度が増してゆきます。
それでは、今回は「コード」「テンポ」に続き、
最後のポイントである、
「リズム」についてご説明してゆきましょう。
「テンポ」と「リズム」の違い
まず始めにお聞きしますが、
「テンポ」と「リズム」の違いって、
イメージできるでしょうか?
過去の記事にて、
それぞれを以下のようにご説明しました。
○テンポ
「テンポをコントロールできる」=「曲のイメージをより再現できる」
○リズム
「リズムに合わせられる」=「曲の雰囲気を表現できる!」
これだけでは、お互い似たような意味となっていますね。
そして、前回の記事で、
「テンポ」=「拍子」の意味があると、
ご説明しましたが、
実は「リズム」も「拍子」と訳すことができます。
このままでは、2つの区別がつかないと思いますので、
私が考えるイメージをお伝えします。
「リズム」でメロディの土台を作る
私が考える、それぞれのイメージは以下です。
○「テンポ」=「曲の速さ」を明確にし、演奏のペースを整える
○「リズム」=「曲の表現方法」を明確にし、演奏のメロディを整える
「テンポ」も「リズム」も、
どちらも曲の土台となる要素ですが、
曲に対してどの部分に影響が出るか異なっています。
「テンポ」が演奏のペースに影響するのに対し、
「リズム」はコードから導き出した、
音たちの並べ方に影響します。
曲の歌詞を見て歌う時、
棒読みして読むことはないですよね。
間をあけたり、音を伸ばしたりして、
メリハリを付けると思います。
メリハリのある歌詞を読み上げることで、
歌詞が曲のメロディとなり、
美しい響きを与えることができます。
このように、音同士の繋がり方を決めて、
メロディの土台となる形を作るのが、
「リズム」なのです。
「リズム」を決めよう!
では、どのようにして、
「リズム」を決めてゆけば良いのでしょうか?
実は、既に答えが出ています。
そう、曲の「歌詞」を読めば良いのです。
ただし、必ず曲を聴きながら、
一緒に歌う必要があります。
要はカラオケで歌うことで、
自然とリズムを取る練習が出来るのです。
その際、手拍子をとりながら歌えば、
「テンポ」と「リズム」を同時に練習できてしまえます。
ただし、最初の内は、
「テンポ」と「リズム」の違いを意識するため、
別々に練習するのがオススメです。
まとめ
今回のまとめです。
- 「リズム」=「曲の表現方法」を明確にし、演奏のメロディを整える
- 「テンポ」と「リズム」が曲のどの部分に影響が出るか異なる
- 「リズム」はコードから導き出した、音たちの並べ方に影響する
- 音同士の繋がり方を決めて、メロディの土台となる形を作るのが「リズム」
- 曲の「歌詞」が「リズム」の練習になる
今回の説明で、
「コード」「リズム」「テンポ」、
3つの考え方が伝え終わりました。
ここまでの説明で気づいた方もいるかも知れませんが、
コードの書いた楽譜を用意して、
弾きたい曲の音源を用意する、
これだけで、ピアノの練習を始める準備は整います。
あとは、実際に曲を聴いて、
「テンポ」と「リズム」の練習をして、
「コード」から導き出した音をピアノで弾ければ、
一曲完成することができます!
とはいえ、説明を読んだことを、
ピアノの上で形にするまで、
練習を繰り返す必要があります。
しかし、意識するべきポイントが解るだけで、
理解度が全く異なるはずです。
今一度、楽譜を手に取り、
格好良いピアノ演奏を目指して頑張りましょう!
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