こんにちは、Tatsuです。
ピアノ演奏には、色々なスタイルがあります。
弾き語り、ピアノソロ演奏、曲の伴奏など、
多種多様な活躍の場がある存在です。
一つの楽器で、このように色んな役割をこなせるのは、
そう多くはありません。
では、どうしてピアノは何役もこなせるのでしょうか?
今回はピアノが持つ性質を分析してゆきます。
「ピアノ」=「バンドマン」!
ピアノの特性を考える時、
一番イメージしやすいのは、「バンドマン」だと思います。
ボーカル、ギター、ベース、ドラムのよくある構成です。
ピアノには、一台でこれら全ての要素を兼ね備えています。
それぞれの観点から考察してゆきましょう。
メインのメロディを奏でる 【ボーカルパート】
沢山並ぶ鍵盤は、多用な音階を表現でき、
人の声で表現できる音の領域は全て網羅できます。
歌のメロディをそのままピアノで演奏すれば、
ボーカルとしてその美声を奏でます。
また、同時に複数の音を弾けるので、
ハモリもこなせて、複数人のボーカルも表現できます。
メロディの伴奏からソロパートまで 【ギターパート】
コードを弾けば、たちまちギターパートに早変わり。
鍵盤の組み合わせで、様々な和音を再現できます。
また、通常のピアノだと、
音の強弱によるギターの激しい演奏の再現は難しいですが、
電子ピアノを使えば音を変えられるので、
より複雑なギター演奏も代役できる力があります。
曲のベース音を支える 【ベースパート】
ピアノの左側の鍵盤は低音の幅が広いので、
ベースとして土台の音を表現できます。
複数の音を重ねられる楽器なので、
ベースの音を増やして低音の厚みを増す事も可能でしょう。
実はリズムを奏でる楽器 【ドラムパート】
一番注目すべきポイントは、
ピアノは打楽器の要素を持っていることです。
鍵盤を叩いて演奏しているので、
それ自体がリズムを表現しており、
また、音域だけで考えれば、
ドラムの低音からシンバルの高音までカバーしています。
電子ピアノを使用すればドラムの音に変えられるので、
本当にドラムとしての役割も果たすことができるのです。
複数の役割を一台でこなす
ピアノでコード演奏が成立するのは、
複数の楽器の役割を一台でこなせるからです。
ギターと一緒に演奏する時は、
ベースやドラム、そしてギターのハモリを演奏したりできます。
ボーカルと演奏するのであれば、
和音でギターパートや、リズムを取ったりして、
足りないパートを補うことができます。
ここまで器用な楽器はあまりないでしょう。
ただし、器用な楽器であるからこそ、
演奏時の役割分担を明確にして置かなければ、
伝えたい音が判りづらくなってしまう弱点もあります。
また、人間の指の数は決まっているので、
例えピアノ自体が色んな音を表現できても、
同時にできることが限られます。
あらかじめ、弾きたい曲の中で、
どのパートの演奏をしたいのかをイメージしておくと良いでしょう。
まとめ
今回のまとめです。
- ピアノの特性は「バンドマン」
- 沢山並ぶ鍵盤は、多用な音階を表現できる
- 鍵盤の組み合わせで、様々な和音を再現
- ピアノの左側の鍵盤はベースの音を表現できる
- 鍵盤を叩いて演奏しているので、それ自体がリズムを表現している
- 複数の楽器の役割を一台でこなせる
今回の説明から、
ピアノが魅力的な楽器であることが伝わりましたでしょうか?
過去の記事でご紹介してきたコード演奏を勉強すれば、
ピアノ演奏の役割を意識しながら、
演奏方法を学べるので一石二鳥です。
掘り下げてゆくほど魅力が増してゆくピアノ、
日々の練習を怠らずに邁進してゆきましょう!
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