こんにちは、Tatsuです。
前回に引き続き、
右手の演奏と左手の演奏を分ける練習を
進めてゆきましょう。
こうして、左右の演奏を分ける練習を続けているのは、
音の数が増えても演奏についてゆけるように、
指を鳴らしておくためです。
この練習を続けることで、
次のステップへ進むための、
柔軟な指へ鍛えることが出来ます。
コードの音の分け方を変える
引き続き、「ジングルベル」のサビ部分のコードを使用します。
<サビ>
D D D D
G D E7 A
D D D D
G D A7 D
前回の記事では、第2段階の練習として、
以下の演奏方法をご紹介しました。
【右手】「①レ ②ファ♯ ③ラ ④ファ♯/レ ファ♯ ラ ファ♯/…」
【左手】「①レ ②レ ③レ ④レ /レ レ レ レ /…」
では、「Dのメジャーコード」の「レ」「ファ♯」「ラ」を
順番を変えて以下のように演奏しましょう。
【右手】「①レ ②ラ ③ファ♯ ④ラ /レ ラ ファ♯ ラ /…」
【左手】「①レ ②レ ③レ ④レ /レ レ レ レ /…」
②、③、④の順番を入れ替えることで、
前回とは異なる指の動きが必要になり、
指の体操になると思います。
続けて、以下の順番で演奏しましょう。
【右手】「①レ ②ファ♯ ③ラ ④ファ♯/⑤レ ⑥ラ ⑦ファ♯ ⑧ラ /…」
【左手】「①レ ②レ ③レ ④レ / レ レ レ レ /…」
上記の、①〜④と⑤〜⑧の部分で、
異なる音の順番にして、
その順番で演奏を続けてゆきます。
2つの表現を交互に切り替えるのは、
意識しないと難しいので、
最初のうちは手こずるかもしれませんが、
繰り返す内に慣れてくると思います。
右手の音の数をコントロールする
ここまでの演奏方法をクリアーできたら、
今度は、右手の音の数を部分的に減らし、
さらにコントロールしてゆきます。
以下のように演奏してみましょう。
【右手】「①レ ② ③ ④ラ /⑤レ ⑥ラ ⑦ファ♯ ⑧ラ /…」
【左手】「①レ ②レ ③レ ④レ /レ レ レ レ /…」
①〜④の内、②と③の音を弾かず、
⑤〜⑧は通常通り演奏します。
この順番で繰り返してゆきましょう。
②と③の音を抜くタイミングが難しいときは、
左手の演奏は続けたままなので、
左手の音の数を意識しながら弾くと良いでしょう。
まとめ
今回のまとめです。
- 音の数が増えても演奏についてゆけるように、指を鳴らしておく
- 音の順番を入れ替えることで、異なる指の動きが必要になる
- 右手で、2つの表現を交互に切り替える
- 右手の音の数を部分的に減らし、コントロールしてゆく
- 音を抜くタイミングが難しいときは、左手の音の数を意識しながら弾く
実は、前回と今回にかけて、
練習方法として「音の数を減らす」方法を
一部ご説明しています。
練習というと、出来ることを増やすために、
一度にする作業を増やすことをイメージしがちですが、
そればかりでは頭がパンクしてしまいます。
むしろ、意図的に減らすことで、
「音のメリハリを付ける」練習となり、
表現の幅が広がるのです。
私はこれを「無音の表現」と呼んでおり、
無音を意識した上で音の数を増やした方が、
曲への理解がより深まると考えています。
ここまでの練習方法を理解出来たら、
次回は第3段階の練習へ進んでゆきましょう!
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