こんにちは、Tatsuです。
前回まで3回の記事に分けて、
コードのバリエーションをご説明してきました。
これまでに覚えたコードの知識を使えば、
色々な曲のコードを読むことができます。
覚えたことは、実践あるのみです。
今回は、実際の曲を使用して、
さらにコードの理解を深めてゆきましょう!
「ジングルベル」のコード譜を読み解いてみよう
ここからは、実際の曲を使用して、
コードを読み解く練習をしましょう。
今回は「ジングルベル」を題材にしてゆきます。
まずは「ジングルベル」のコード譜はこちらです。
<Aメロ>
D D D Em
Em A A D
D D D Em
G D Em A D A
<サビ>
D D D D
G D E7 A
D D D D
G D A7 D
「ジングルベル」でコード練習 〜Aメロ編〜
では、「ジングルベル」のAメロから、
コードを読み解いてゆきます。
一行目の行を取り出して、整理してゆきましょう。
【Aメロの1行目】D D D Em
ここでは、2種類のコードが出てきます。
「D」と「Em」です。
1つ目は「D」=「レ」の音を表し、
それ以外の記号がないので、
「Dのメジャーコード」を表しています。
該当する音階は、「レ」の音階なので、
「レ ミ ファ♯ ソ ラ シ ド♯」です。
1,3,5番目の音を使用するので、
「レ」「ファ♯」「ラ」の組み合わせとなります。
2つ目は「E」=「ミ」の音を表し、
後ろに「m」の記号が付いているので、
「Eのマイナーコード」を表しています。
該当する音階は、「ミ」の音階で、
なおかつ、「マイナーコード」なので、
「ミ ファ♯ ソ ラ シ ド レ」です。
1,3,5番目の音を使用するので、
「ミ」「ソ」「シ」の組み合わせとなります。
※「ナチュラル・マイナー・スケール」を例に使用。
「ジングルベル」でコード練習 〜サビ編〜
次は、「ジングルベル」のサビから、
取り出して読み解いてみましょう。
【サビの2行目】G D E7 A
ここで使用されているコードは、
「G」「D」「E7」「A」です。
1つ目は「G」=「ソ」の音を表し、
それ以外の記号がないので、
「Gのメジャーコード」を表しています。
該当する音階は、「ソ」の音階なので、
「ソ ラ シ ド レ ミ ファ♯」です。
1,3,5番目の音を使用するので、
「ソ」「シ」「レ」の組み合わせとなります。
2つ目の「D」は、
Aメロで読み解いたので省略します。
3つ目は「E」=「ミ」の音を表し、
後ろに「7」の記号が付いているので、
「Eのセブンスコード」を表しています。
該当する音階は、「ミ」の音階で、
「ミ ファ♯ ソ♯ ラ シ ド♯ レ♯」です。
そして「セブンスコード」なので、
1,3,5、7番目の音を使用するため、
「ミ」「ソ♯」「シ」「レ♯」の組み合わせとなります。
4つ目は「A」=「ラ」の音を表し、
それ以外の記号がないので、
「Aのメジャーコード」を表しています。
該当する音階は、「ラ」の音階なので、
「ラ シ ド♯ レ ミ ファ♯ ソ♯」です。
1,3,5番目の音を使用するので、
「ラ」「ド♯」「ミ」の組み合わせとなります。
まとめ
今回のまとめです。
- 覚えたコードの知識を使えば、色々な曲のコードを読むことができる
- まずはベースのコードを特定する
- コードの後ろの記号を確認する
- ベースのコードの音階を確認する
- コードのルールに従って使用する音を取り出す
今回は「ジングルベル」を題材にしましたが、
今までに覚えたコードの知識を組み合わせて、
実際の曲のコードを読み解くことが出来ましたね!
あと、今回読み解いた内容で、
「ジングルベル」は、ほぼ演奏することが出来ます。
まだ「A7」だけ調べていないので、
是非、自分でコードを読み解いてみて下さいね!
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