こんにちは、Tatsuです。
コードのルールを理解して、
楽譜上のコードを読み解けるようになると、
いよいよ、ピアノを弾いてみたくなりますよね!
しかし、新しい課題に直面します。
「コードの音を覚えただけでは、単純な演奏しかできない!」
ということです。
今回はコードを使って、
演奏したい曲の雰囲気に近づけるために、
必要なポイントの1つ目をご説明します。
コードで演奏する時に必要な要素は?
コードは、演奏で使用する、
3つまたは4つの音が分かりますが、
それ以外のことが決まっていません。
「どれくらいのテンポで演奏するのか?」
「どんなリズムで曲を演奏するべきか?」
という要素を決める必要があります。
以前の記事で紹介した、
「音程」「テンポ」「リズム」が、
曲を形作る要素です。
「音程」はコードの音で表現することができるので、
曲の雰囲気をより再現するには、
残りの「テンポ」と「リズム」を決める必要があります。
「テンポ」を決めよう!
まずは、「テンポ」を決めましょう。
「テンポ」を決めるために何が必要なのか、
ご説明します。
始めに、演奏したい曲そのものを用意しましょう。
CDやネットからダウンロードしたデータ、
ご自身の都合が良いもので構いません。
では、曲を流して聴き始めます。
好きな曲であれば、
自然と身体がノッて来るのではないでしょうか。
その曲に合わせて、
手拍子を入れてみて下さい。
手拍子の速い曲、ゆっくりな曲と、
曲によって手拍子が変わりますよね。
それこそ、「テンポ」です。
「テンポ」は日本語に訳すと「拍子」のことで、
手拍子は正に「テンポ」そのものなのです。
「テンポ」は曲のイメージの土台
以前の記事で、
「テンポをコントロールできる」=「曲のイメージをより再現できる」
とお伝えしました。
「曲のイメージをより再現できる」
とお伝えした理由は、
「テンポ」がその曲の土台となるからです。
例えば、目的地に向かって街中を歩く時、
急にゆっくり歩いたり、
突然走り出したりすると、
疲れて息切れしてしまいますよね。
曲を演奏する時もこれと一緒で、
「曲の終わり」という目的地に向かって、
一定のペースで演奏することで、
演奏する側も疲れず、
演奏を聴く側も気持ちよく聴くことが出来ます。
「テンポ」は「曲の終わり」までに、
どの程度のペースを守れば、
心地よい演奏になるかを教えてくれるのです。
まとめ
今回のまとめです。
- 「音程」はコードの音で表現することができる
- 曲の雰囲気をより再現するには「テンポ」と「リズム」を決める
- 手拍子は「テンポ」そのもの
- 「テンポ」がその曲の土台となる
- 「曲の終わり」という目的地に向かって一定のペースで演奏する
「テンポ」をコントロールして、
曲のペース配分を意識できれば、
安定した「コード」の演奏を行うことが出来ます。
ただし、曲の種類によっては、
意図的に「テンポ」を曲の最中に変えて、
複雑な演奏を行う場合もあります。
何事も、使い方次第ということです。
そこまで「テンポ」をコントロールできれば、
上級者と言えるかもしれませんね!
まずは、演奏したい曲を聴きながら、
手拍子をとって「テンポ」を読み取る練習から初めてみましょう!
次回の記事では、最後の「リズム」をご説明します!
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