こんにちは、Tatsuです。
前回の記事で、
音同士の繋がり方を決めて、メロディの土台となる形を作るのが、「リズム」
とお伝えしました。
「リズム」を表現出来るようになると、
コードを弾きながら、
同時にメロディを弾けるようになる道に繋がります。
「コード」と「メロディ」を
同時に弾けるようになると、
ピアノ一台で曲全体を再現できるようになるのです!
そのためには、
コード演奏のさらなる理解が必要ですので、
段階的に知識を増やしてゆきましょう。
コードで使用する音を分けて弾く
「コード」と「メロディ」を同時に弾くには、
右手で「メロディ」、左手で「コード」のように、
2つの演奏を同時にする必要があります。
いきなり2つの演奏をするのは大変ですので、
第1段階として、
コードの音を分けて弾く練習がオススメです。
※コードの音は過去の記事を参考にあらかじめ調べておきましょう。
以前にも紹介した、「ジングルベル」を題材にしましょう。
今回はサビ部分のコードを使用します。
<サビ>
D D D D
G D E7 A
D D D D
G D A7 D
実際の曲のコードを分解してみよう!
1行目は「D」=「Dのメジャーコード」なので、
「レ」「ファ♯」「ラ」
の音を使用します。
コードの音を分けるとは、
この「レ」「ファ♯」「ラ」の音を
同時ではなく繋げて演奏することを指します。
「D」一つに対し、
「①レ ②ファ♯ ③ラ ④ファ♯」
という順番で4つの音を弾きます。
1行目は「D」が4つあるので、
この「①レ ②ファ♯ ③ラ ④ファ♯」を
4回繰り返しましょう。
「レ ファ♯ ラ ファ♯/レ ファ♯ ラ ファ♯/
レ ファ♯ ラ ファ♯/レ ファ♯ ラ ファ♯/」
※「/」を区切りの記号として表現しています
この考え方で、2行目も演奏してみましょう。
G D E7 A
「G」=「Gのメジャーコード」で「ソ」「シ」「レ」
「D」=「Dのメジャーコード」で「レ」「ファ♯」「ラ」
「E7」=「Eのセブンスコード」で「ミ」「ソ♯」「シ」「レ♯」
「A」=「Aのメジャーコード」で「ラ」「ド♯」「ミ」
「E7」は4つの音なので、そのまま使用しましょう。
以下のように繋げます。
「ソ シ レ シ/レ ファ♯ ラ ファ♯/
ミ ソ♯ シ レ♯/ラ ド♯ ミ ド♯」
3行目は、1行目と同じなので省略します。
4行目は、2行目の「E7」→「A7」に変更しましょう。
「A7」=「Aのセブンスコード」で「ラ」「ド♯」「ミ」「ソ♯」
以下のように繋げます。
「ソ シ レ シ/レ ファ♯ ラ ファ♯/
ラ ド♯ ミ ソ♯/ラ ド♯ ミ ド♯」
このやり方で、
コードごとに使用する音を分けて、
演奏する練習ができます。
まとめ
今回のまとめです。
- 「リズム」が「コード」と「メロディ」の同時弾きの道に繋がる
- 第1段階として、コードの音を分けて弾く練習をする
- コードの音を同時ではなく繋げて演奏する
今までの記事では、
コード演奏のルール側の説明がメインでしたが、
今回からは、より実践的な説明にシフトしてゆきます。
ですので、ただ記事を読むだけではなく、
実際にピアノを弾きながら、
練習することをオススメします。
地道な練習の積み重ねが、
より良い演奏へと繋がりますので、
一歩ずつ着実に練習してゆきましょう!
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