こんにちは、Tatsuです。
これまで、コード演奏でのメロディを目指すため、
右手と左手の音の表現方法を増やす練習パターンを
数々紹介してきました。
これらの練習の際に、
意図的に伝えることを控えてきたポイントがあります。
それは、「テンポ」と「リズム」です。
コード演奏のメロディを極めるため、
「テンポ」と「リズム」について掘り下げます。
今回は「テンポ」に絞ってご説明してゆきましょう。
コード演奏中に「テンポ」を意識する
紹介してきた右手と左手の練習方法は、
あくまでも音の組み合わせと、
フレーズごとの音の分け方のみです。
音の組み合わせや分け方の練習に集中するため、
「どれくらいの速さ(テンポ)で曲を弾くか?」という点を、
あえて言わないようにしていました。
ですが、今までの練習を繰り返してきた方であれば、
ある程度、指の動きが柔軟になり、
コントロールできるようになってきたと思います。
次のステップとして、
コード演奏をしつつ、「テンポ」をコントロールする、
という練習を始めてゆきます。
「メロディ」と「テンポ」の関係性
過去の記事で、
「テンポ」について以下のようにご説明しました。
「テンポ」をコントロールして、曲のペース配分を意識できれば、
安定した「コード」の演奏を行うことが出来ます。
「テンポ」=「速さ」なので、
ゆっくり演奏する、速く演奏するなど、
演奏時の曲のペースに影響します。
例えば、フレーズの音の数が多い曲の場合、
速いテンポで演奏しようとすると、
その分、指を速く動かす必要があります。
速く動かすと指のコントロールが難しくなり、
間違った音を弾いてしまうなどの、
ミスが起きやすくなります。
なので、「メロディ」に対して、
適切な「テンポ」設定を行うことは、
指の動きを整えて演奏を安定させることに繋がるのです。
コード演奏中の「テンポ」設定の練習
「テンポ」の取り方は、
以前の記事で、好きな曲を聴きながら、
手拍子を取る方法をご紹介しました。
今回は、コード演奏をしながら、
同時に「テンポ」設定する方法を
ご紹介します。
以下のコードで練習しましょう。
【右手】「①レ ②ファ♯ ③ラ ④ファ♯/レ ファ♯ ラ ファ♯/…」
【左手】「①レ ②ラ ③レ ④ラ /レ ラ レ ラ /…」
上記のコードに、①〜④の順番の記号を付けていますが、
この記号ごとの音の間隔をコントロールします。
音と音の間隔が短いと「テンポ」は早くなり、
音と音の間隔が長いと「テンポ」は遅くなります。
なので、
「テンポ」を遅くしたい時は音の間隔を長く、
「テンポ」を速くしたい時は音の間隔を短くすれば、
コード演奏しながらでもコントロールできるのです。
ちなみに、右手の音の数を2倍にするパターンの場合、
右手で「テンポ」を合わせようとすると数が大変なので、
左手の音の数で「テンポ」を意識するのがオススメです。
まとめ
今回のまとめです。
- 「テンポ」は、演奏時の曲のペースに影響する
- 適切な「テンポ」は指の動きを整えて演奏を安定させる
- 音の間隔を調整すれば、コード演奏中に「テンポ」をコントロールできる
また、「テンポ」を意識した練習を繰り返すことで、
ゆっくりな曲を速く弾いたり、
速い曲をゆっくり演奏したりなどもできるようになりますよ。
コード演奏中の「テンポ」について説明してこなかったのは、
やることが多すぎて練習に疲れてしまうことを避けるためでした。
せっかく好きなことをするなら、楽しくピアノ練習してゆきましょう!
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