こんにちは、Tatsuです。
コード演奏の練習は、
いよいよ、最終段階に入ります。
今までのお伝えしてきた練習方法は、
これからご説明する「メロディ」を支えるための土台作りです。
安定した土台があるからこそ、美しい曲になります。
これまでの説明を踏まえつつ、
今回は、演奏における「メロディ」についてご説明します。
「メロディ」が伝えるもの
曲を成立させている要素には、
「コード」「テンポ」「リズム」と色々ありますが、
私は、曲の本質は「メロディ」にあると考えています。
歌の場合で考えると、一番伝えたい感情が言葉になり、
その言葉を曲の歌詞にまとめて、
「リズム」に合わせて歌うことで「メロディ」が生まれます。
たとえ、歌詞のない曲であってもそれは同じです。
音の組み合わせで伝えたい気持ちを表現し、
それが「メロディ」という形になっているのです。
「メロディ」を構成する音
では、「メロディ」に使用する音を
どのように決めてゆくのかについてご説明します。
「コード」の使用する音を決める場合には、
ベースになる音を基準にした3つの音または4つの音となりますが、
その音の数だけでは、表現できる「メロディ」に限界があります。
ですので、「コード」の基になっている音階を使用します。
例えば「Dのメジャーコード」の場合、
「D」=「レ」の音階は「レ ミ ファ♯ ソ ラ シ ド♯」です。
この音階の範囲で「メロディ」の音を決めると、
「コード」の音とのまとまりが良くなり、
心地よい響きになります。
右手で「メロディ」を弾く
では、具体的にコード演奏で、
「メロディ」を弾く練習をご説明します。
練習に入るための事前準備として、
まず歌詞のある曲を用意し、
その曲のコードを調べておきましょう。
今までは、右手で「リズム」を表現していましたが、
右手の役割を「メロディ」に置き換えます。
なお、左手は「テンポ」のままです。
そして、「メロディ」として、
どんな音を演奏すれば良いのかというと、
歌をそのまま右手で演奏します。
口で歌う時に発する音程を、ピアノの音で表現するのです。
急に歌をピアノの音へ置き換えるのは大変なので、
歌を歌いながら、1音ずつピアノで音拾ってゆくのが良いでしょう。
慣れない内は、上手く音を拾うことが出来ないかもしれません。
その場合、右手は「リズム」を演奏したまま、
ピアノの演奏に合わせて歌ってしまうという方法があります。
実はこれが、「弾き語り」という演奏方法です。
「弾き語り」で歌とピアノを同時に行うことで、
どの音がどの音程であるのかが少しずつイメージ出来るかと思います。
ある程度、ピアノで弾くべき音を理解できた段階で、
少しずつピアノの音に置き換えてみましょう。
まとめ
今回のまとめです。
- 曲の本質は「メロディ」にある
- 音の組み合わせで伝えたい気持ちを表現したものが「メロディ」
- 「コード」の基になっている音階を「メロディ」に使用する
- 右手の役割を「メロディ」に置き換える
- 口で歌う時に発する音程を、ピアノの音で表現する
- 「メロディ」を弾くのが難しい場合、「弾き語り」で演奏する
説明の最後の方で「弾き語り」をご説明しましたが、
ここまでコード演奏を練習してきた方であれば、
意外と簡単な練習方法です。
もちろん、楽譜が読める方であれば、
音符を呼んで「メロディ」を弾いた方が早いと思いますが、
あくまでも、楽しく演奏するのが私のモットーなので、
簡単な方法があればそちらを採用するべきです。
初めは小さなことに見えますが、
積み重ねてゆくことで、大きなもの作ることができます。
諦めずにチャレンジしてゆきましょう!
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