こんにちは、Tatsuです。
ピアノ演奏の基礎練習を続けてゆくと、
頭で考えなければならないことが増えてきます。
頭を使って、演奏の仕組みを理解することは大切ですが、
それだけでは限界があります。
表現の部分で壁にぶつかるでしょう。
基礎的な部分の理解と同時に、
表現の幅を広げるために必要な、
演奏時の心構えについて考えてゆきましょう。
演奏の目的は何か?
貴方がピアノ演奏をしたいと思った、
そのきっかけは何でしょうか?
何事にも始まりがあるはずです。
「好きなこの曲を演奏したい!」
「自分でも格好良くピアノ演奏してみたい!」
その理由は、曲を演奏する時に必要な心構えになります。
例えば、好きな曲を演奏するためには、
まず、その曲への理解が必要です。
そして、その曲自体が伝えようとしている想いが必ずあります。
演奏とは、伝えたい想いや気持ちを、
音に変えて伝える手段の一つです。
なので、伝え方=演奏方法を変えるだけで、
印象がかなり変わってきます。
だからこそ、音にはその人の感情が現れ、
聴く人がそれを受け取ると、
共感したり、涙を流したりと心を動かせるのです。
伝えたい想いと演奏方法
演奏が伝えたい想いや気持ちを形にする手段なのであれば、
その想いや気持ちに沿った演奏方法を考える必要があります。
例えば、LOVEソングの場合は、
歌を通して、相手への好きな気持ちを伝えたい、
という真剣な気持ちが心にあるはずです。
真剣な気持ちを言葉で伝える場合、
丁寧な言葉づかいやタイミングを考えますよね。
曲も一緒で、真剣な気持ちを伝えるには、
丁寧な演奏や整ったテンポ、リズムを考えるべきです。
悲しい出来事があったけど、それを乗り越える!というような、
未来に向かって頑張る気持ちを伝える場合には、
落ち込んだ場所から登っていくイメージが必要です。
曲の演奏に置き換えて考えると、
序盤の演奏は音量や音の数を控えめにして、
クライマックに一気に盛り上げるような、
演奏方法の方が伝わりやすいでしょう。
伝える相手をイメージして演奏する
何らかの想いや気持ちを伝える時、
必ず伝えたい相手が存在します。
演奏する時も同じで、
誰のために伝えたい演奏なのかを明確にしておきます。
例えば、子供に話を伝える時、
あまり難しい表現を使うと理解できないですよね。
その子供が解るような言葉や表現を使うはずです。
演奏に置き換えると、
複雑な演奏や音の組み合わせを選ぶのではなく、
単純な音階やコードの組み合わせで演奏する方が、
しっくりくるでしょう。
反対に、自分たちよりも年上の大人たちへ、
何かを伝えようとする時は、
敬語を使ったり、専門用語を使ったりするでしょう。
演奏に置き換えて考えれば、
難しいコードの組み合わせを使ったり、
あえて複雑な音の順番で演奏したりして、
より細やかな表現を使う方が色々伝えられます。
まとめ
今回のまとめです。
- 演奏とは、伝えたい想いや気持ちを音に変えて伝える手段の一つ
- 想いや気持ちに沿った演奏方法を考える必要がある
- 曲で真剣な気持ちを伝えるには、丁寧な演奏や整ったテンポ、リズムを考える
- 誰のために伝えたい演奏なのかを明確にしておく
楽譜通り、コード通りに演奏するのも一つの方法ですが、
伝えたい内容や、伝える相手をイメージして、
演奏方法を見直すだけでも、
音の雰囲気や質が聴いて解るくらいに変わります。
弾きたい曲が伝えたい想いは何か?を考えて、
演奏に役立ててみてはいかがでしょうか。
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